夏の思い出〜捨てられていた子犬を保護した話:出会い〜

essay

夏休みの旅行

今年のお盆休みは、妻と一緒に茨城の方へと観光に行きました。

前回は筑波山や大洗へ行ったので、今回はもう少し北の方に行ってみようということで、牛久大仏を経由しつつ水戸を拠点に北茨城を目指すことに。

ただし台風が来ていたので、あまり綿密な計画は立てずにゆるっと旅立ちました。

でかい

牛久大仏を見て、水戸では偕楽園を回り、岡倉天心ゆかりの六角館へと向かいました。

入れなかったので近くから。。

あいにく、月曜日は休館日で六角館は見れませんでした。。

最終目的地は袋田の滝でしたので、途中花園神社を経由し、袋田へと向かうとき、彼に出会ったのでした。

子犬が捨てられていた!

袋田の滝を目指して山を運転中、なんか大き目の猫が草むらに飛び込んでいったんです。

けれども、猫にしてはなんか動きが不器用というか、もたついているというか。。隠れ方も下手だったので、お尻が出てました。

車を端に停めて、呼んでみたんですがすごく怖がっているようで、必死で逃げようとしていました。

妻がこれ犬じゃないの?口笛ふける?というのでピューピュー吹いてみたところ、突然きびすをかえして異常なくらいに甘えてきました。

近くの住民の犬かな?と思ったので、まずは一番近くの民家へと連れて行くことにしました。

ところがそこの家はもう空き家になっていて、だれもいません。

もう少し先にある所にお彼岸でたくさん車が止まっている家がありましたので、そこへ行って聞いてみたところこの村でそんな犬を飼っている人はいないとのこと(小さい村なのでお互いがみんな把握してる)。

そんなに奇麗な状態でいるはずもないし、捨てられたんだろうなとのことでした。

妻が方々にも電話したりネットでも確認したのですが、やはりどうも捨てられた子のようで、とりあえず袋田の滝を見たら帰って里親を探すということにしました。

ちなみにこの後、台風の影響なのかとんでもなく激しい雨が降りました。

一歩遅れていたらこの子はどうなっていたのだろう。

ちょっとだけ寄った袋田の滝。綺麗だったけど、それどころじゃない。。

他のプランは切り上げて帰ります。

ちなみにこの時、大愚和尚の一問一答というYouTubeの動画を見ておりましたので、「和尚」と仮に名付けることにしました。

とりあえず獣医に連れて行く

とりあえず家に連れて帰り、一晩過ごさせました。

捨てられたショックからか、身体が触れていないと泣き出してしまいこちらは全然眠れませんでした。

こんな可愛い子を捨てるなんて

翌日目が覚めると、結婚した記念に義母が買ってくれた高いベッドにはオシッコをされてしまいました。涙

気を取り直して妻が獣医に連れて行きました。

マイクロチップが入っていれば、飼い主も特定できます。

しかし残念ながら入っておらずでした。

幸いなことに病気などはしていなかったようで、ノミのフンの跡があったことから虫取りと寄生虫などを出してくれる薬、シャンプーを貰ってきました。

侘助とは気が合ったみたいで、慣れてからは戯れてました。

最初は怯えていた和尚ですが、段々と安心してきたようで、甘えたり、声を出してあれこれ要求するようになりました。

元気すぎてこちらが眠れなくなるほどで、少し散歩に連れ出して疲れさせてやったりと、妻はあれこれ手を尽くしてくれました。

あまりにも可愛いので、道ゆく人たちも笑顔になっているのがわかります。

餌を買いに行く先でも、可愛い可愛いと人が声をかけてくれる。

和尚、お前が生まれてきてくれただけでもこんなにみんなを幸せにしてくれているんだぞ。

とはいえ家でずっと保護している訳にもいかない、、

今度は和尚が幸せになる番だと思い、本格的に里親探しを始めることにしました。(続く)

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