ファンガスブラザーズの木製製品に焼きごてをするために以前焼印を作ったのだが、結構周りの人にも評判がよく制作を依頼される事が増えてきたので、1から作り方についての記録を残していきたい。
今回利用する真鍮は削れば削るほど金属の粉塵が出て、吸うと体にものすごく悪いので集塵機を用意する。
オフハウスのジャンク品と100均のタッパーがあれば作れるので、うまくすれば1000円以内で作ることが可能。
必要なもの
- 12VのPCファン(オフハウスなんかに行けば100円で売っている)
- PCファンにACアダプターを接続できるようにする端子(下にamazonへのリンクあり)
- 12VのACアダプター(これもオフハウスなんかに行けば100円で売っている)
- 密封できるプラスチックの箱(100均)
- レンジフードフィルター(100均)
作り方
PCファンの改造
まずはACファンを、ACアダプターに接続できるような仕組みを作る。
12Vのものを選択する理由は、単純に吸引力が強い方がいいだろうという事で選んでいる。以前5Vのものを使っていたが、吸引力が弱かった。
PCファンは基本、以下の写真のように3色のケーブルでPCに繋がっている。
赤と黒は電気の+とー、黄色は電気信号を流すためのケーブルとなっている。
赤と黒だけのファンが手に入った場合は関係ないが、黄色いケーブルは必要ないので切る。先っちょの白いプラスチックも切って捨てる。
赤と黒のケーブルを、ACに接続数ためのコネクタに接続する。
ケーブルをひん剥いたら該当の金具に突っ込んでねじで締めるだけという超お手軽な道具。
USBに変換するものなどもあるが、ACから直接電気を流す方がわかりやすいので気に入っている。
10個入って1000円くらいだった。電子工作などに興味がある方は、買っておくのもいいのではと思う。
ちなみにヨドバシカメラや東急ハンズなど、めぼしいところは聞いて回ったが、どこにも置いておらずネットでしか売っていなかった。
(ファンや電源の部分は全部アマゾンで買っちゃえ〜という方は)
高いけどこれを使えばACアダプターなどもついてくるみたいなので楽。ちなみに初号機はこのタイプにした。5Vにしてしまったので吸引力が弱かったので、12Vのものを用意するといいと思う。後述する箱に取り付ければ、即完成。
タッパーに穴を開けてファンをくっつける
密閉度の高いプラスチックのコンテナを用意する。ダイソーで200円で売ってた。真空になるのでオススメ
まずは蓋にファンの大きさに合わせて穴を開ける。
金属のガードを外し、マジックで上からファンの大きさに合わせてなぞる。硬いので気をつけながら、カッターナイフで何度もけがいてくり抜く。穴はドリルで開ける。
ヒビ入っちゃった・・(気にしないでいい)
金属のガードとネジを戻し、ケーブルが外に出るよう穴を通したら完成。
受け皿部分を作り込む
下部は、チリを集める箇所になる。水を少し張っておくと内部で舞い散らず、沈殿していくため水を入れる想定で作ることがポイントとなる。
水を貯めるところより少し上に、ファンで吸い込んだ空気の通り穴を作る。
カッターで切り抜いてもいいのだが、固くて切りにくかったしヒビが入っちゃったので今回はドリルでたくさん穴を開けることにした。
最後に、レンジフードフィルターを穴に合わせて切り、テープで内側から止めれば完成。
蓋を閉め、ACアダプターを電源に繋げるとなかなかの勢いで集塵してくれる。
材料を集めるのが大変だが、作るのはとても簡単だし木工やプラスチックを削ったりするときにも役立つのでとても便利です。
次は実際に真鍮を削りたいと思います。