野良猫に冬越しのためのハウスを作る

エッセイ

茶トラ猫のチャトラッシュ

うちのマンション一階の塀を伝って毎日顔を出す茶トラの野良猫がいる。

茶トラだからチャトラッシュと呼んでいる。(いい名前だ)

チャトラッシュくん

ここに越してきてから一年近くになるが、毎日顔をみているしご飯をあげているため、距離感も近くなってきた。そうなれば情も芽生える。病気のせいか、目ヤニはたまり、ベロは出っぱなしになっている。可哀想なやつだ。

地域猫というやつなのか、お隣のおばちゃんも捕まえて去勢手術等してあげたいと言っていた。最近寒くなってきたし、アトリエにある余った資材でうちにもハウスを作ってやることにした。

冬越しができる猫ハウスの作り方

色々な作り方のサイトを調べて、発泡スチロールだとちょうどいい高さのものが手に入りづらい為スタイロフォームで作る事にした。利用した材料や道具は以下の通り。

  • スタイロフォーム(ホームセンターで1000円くらい。厚みにもよる)
  • 段ボール(同じもの2つ。スーパーでもらった)
  • 断熱シート(100均で買える)
  • ぷちぷち
  • 布ガムテープ
  • グルーガン(100均で買える)
  • カッターナイフ(カッターナイフだけは、いいものでも安いので一つちゃんとしたものを持っておくといい。
    NTかオルファのものがオススメ。段ボールでもざくざく切れちゃう)

まずはスタイロフォームを切る。外と内に段ボールによる二層構造をつくり、間にスタイロフォームをかまして断熱するという構造で作ろうと思う。そのため、外に来る段ボールの内側にぴったりと入るようにカッターナイフで切る。

次に段ボールとスタイロフォームに穴を開ける。ちょうど良さそうなサイズのお皿を当ててマジックで下書きをとり、カッターナイフで切り抜いていく。

穴を開けた

早速たまが突入してきたが、問題はなさそうだ。

いいケツしてやがるぜ

次に内側に段ボールを敷き詰めるために適当なサイズに切る。あまりグルーガンやテープは使いたくないので、木工の要領でギチギチになるように切る。

ギッチギチだ

仮に入れてみたらいい感じだったので、スタイロフォーム同士だけはグルーガンで接着した。ちなみにスタイロフォームが少し足りなかったので上の画像でもわかる様に少し隙間が出来ている。ここのスペースには余った段ボールを折ってつめた。

家にお菓子屋さんでもらったと思われる断熱の銀のシート(で出来た手提げ袋)があったので、保温のために入れておく。

オフハウスに行って安いフリース素材の上着を買ってきた。これを中に敷いておく。たまが大好きな素材なので、チャトラッシュもきっと気に入るだろう。

お前の家じゃないぞ

最後にスタイロフォームで蓋をして、段ボールを閉じたら完成だ!

お前の家じゃないっての!

少なくともたまは気に入ったようなので、外に置いてみる。あとは入ってくれることを願うばかりだ。

設置。

最後に、ぷちぷちで防寒のため入り口にのれんを作ってガムテープで止めておく。水に濡れてふやけないよう、何かしら防水のものを床との間にかませる。

野良猫の寿命は平均2年ばかりと家猫に比べればとても短く、冬を越せるかどうかが大きな問題なのだそうだ。口が痛いのか、固形物は食べづらそうにしている。うちに懐いて、家に入れそうになれば病院にも連れて行ってあげたいと思っている。

長生きしてくれ、チャトラッシュ~

コメント

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