絵の具はケチらない

絵の具はケチらない

絵の具はケチらずに豪快につかう

個人的に絵を描いていてもっともうまくいかないとき、描いていてあまり楽しくなかったりするのは、作った色が足りず、ちびちびと、しかもペトロールほかオイルでうすーく伸ばして描かなければいけないときだ。

どうせ足りなくなるのだったら、たくさん余ってしまっても構わないからかなり多めに作っておくこと。そうすれば、表現の幅も広がる(大は小を兼ねる)。うすく描くことはもちろんできるが、インパストや、左官みたいに筆跡を残すことも可能となる。残ったら、削り取ってコレクションするのもまた楽しい。俺は画家友達にプレゼントしたりしている

何よりも大きいのは、精神的なゆとりが手に入ること。混ぜた色が減ってくれば減って来るほど、心は狭くみみっちくなってしまい、大胆な動きも出せない。また、減ってくればどうしても溶き油に頼ってしまいがちで(水彩から入った人なんかは、特にそうだ)、手前にある色が薄くて塗りつぶしたはずの後ろの色がすけて見えていてしまっていたりする(これはグレージングというテクニックだが、意図せずにグレージングしてしまった場合というのは大体が実力足らずということで、恥ずかしいと思う。)

それでは色が足りなくならないようにするには、どうすればいいだろうか?

ジャンボサイズのチューブを買う

これはいうまでもないことだが、最初から一番でかいサイズの絵の具チューブを買う。そうすればあまり気を使わずにぶりぶりパレットに出すことができるし、大量に買った方が結果としては安上がりだ。

僕はいつもWinser and Newtonのアーティストグレードのものを買っている。一つのチューブで1000円くらいで安く、発色もいい。

これ。世界堂オンラインで買うことが多い

プリメイドパレット

プリメイドとは、あらかじめ作っておくという意味で、要は実際に描き始める前に、使用する色を作っておくこと。ドローイングが終われば混色に時間をかけて、最後パパッと色を乗せていく、という工程が一番望ましい。うまくなればなるほど、作る絵の具の量もちょうどよくなっていくが、まずはめちゃくちゃ多めに作っておけばいい。

ちなみに僕の絵の先生は油絵、アクリル、抽象、具体問わず大体がプリメイドをやっていたし、大作になればこれは必須のテクニックでもある。作った絵の具は100均で買ってきた小皿に乗せて、1日が終わったらサランラップをしておけば、割と長く使える。

デカ目のパレットを使う

やはり作れば作るほど、パレットの場所をとるので可能な限りでかいものを用意するのをおすすめする。

一番いいのは厚みのあるガラスで、なんでもいい。僕は安いガラス製のテーブルの天板をパレットにしている。

メインパレットくん

ナイフで混色する

最後に、パレットナイフで混色してください。

もう料理するようなノリです。よくYouTubeにある動画だと、筆でとって筆で混ぜて、そのまま塗っています。これを、パレットナイフでプリメイドして、筆は最後に載せるときに使うだけ、というところを目指してみてください。

絵の具は豪快に!!

ペンキなんかで壁を塗ったことがある人はわかるかもしれないが、豪快にぬれるというのはひたすらに贅沢で、楽しい経験だ。僕は、絵を描く醍醐味の一つでもあると思う。人によってスタイルは違うし、繊細なものや古典的なものが好きな人も多いかと思う。それでもやはり、古典でもコンテンポラリでも基本は同じで、作る絵の具は大いに越したことはないと思う。混色しながら絵を作っていくときも、たくさんあったほうが分岐しやすい。

というわけで、今回は絵の具は豪快にたくさん作っておくと楽しいぞ!というお話でした。

それでは〜

1件のコメントがあります

  1. turkce

    Really informative article. Much thanks again. Much obliged. Kippy Haily Torrell

コメントを残す