3色のルール

3色のルール

立体的な箇所(だいたいがそうだ)は、最低3色使う

これはもう、言うまでもないことなんだけれど、わりと忘れてしまうんだよね。

たとえば基本の色を描いて、影を描いて、はい、ここはオッケー、としてしまう。

影さえあれば立体感が出ると思いがちだが、そうではないのだ。。
そのままだと、平面に何かの影があたっている、以上のものは作れない。それはもう、この物理空間においてはそうなっているのです

ハイライトがないと、まだ平面的なままである。立体(3D)って、3つの面があってはじめて立体的になれるからね。ベースカラー、シャドウ、ライトの3色以上使ってはじめて立体になります。

これを自分は忘れてしまい、影ばっかりかいてなんだかのっぺりしていることが多い。

ターペノイドで薄めた絵の具もれっきとした色である

ターペノイドでうすめると、おつゆみたいになる。

これは、本描きの絵の具部分とくらべるとやはり薄い印象があるし、実際そうだ。物理的に薄めているから。

だがそれはそれで、特性として、差別化して使うことが可能だ。

たとえば、一つの物体が同じ色ばっかりでできているとする。

俺はよくピアノを描くから、ピアノを想像してみてほしい。

ハイライトの部分はターペノイドでうすめた黒を白地に描き込むことで、光沢のある漆黒を表現することができる。その中間の、基本色はポピーシードオイルと黒、というふうに中くらいの濃度で描くこともできる。シャドウは、チューブから出した最も絵の具分が豊富なまま描く。これだけでも簡単に3色を作ることが可能だ。

もちろん好みはあると思うので、ひとつのアイデアとして覚えておきたい。

ちなみにピータードイグはよくこの違いを使って描いているのではないかと思う。水彩っぽいところだ。

そうかんがえると、あながちキャンバスをアンバー系で下塗りしなくてもいい、むしろジェッソの色そのままだからできること、ということも言えなくはないだろう。この場合の下書きは、鉛筆で行なったが、それが功を奏しているように思える。これは長中期間の作例だと思ってもらえればと思う。

全体の色は3色くらいに抑える

先に言っておくと僕の一番好きな画家はマティスだし、色というものが大好きでどんどんと使いたいと思っている。

だが、色というのは使えば使うほど、バランスを失いうざったい絵になる。初心者に多いのが、とにかく持っている絵の具のありとあらゆる色を使ってしまう。(俺がそうだった。)

これは写真でも言えることだ。

情報が多過ぎれば、その分見ていて受ける刺激も増える。伝えたい情報や思いも分散してしまうのではないか、と思う。

絵を描くときには、基調となる色を1〜3にとどめて、他は補色としてすこし使うくらいの方が、全体的なバランスは取りやすいのではないかと思う。

そのためにも、パレットにも気をつける。

リミテッドパレットという概念がある。あまりたくさんの絵の具をチューブからださず、限られた絵の具の種類だけであらゆる色を作り出す方法だ。

正直な話、必要な絵の具は限られて来る。増えれば増えるほど、やはり情報過多になる。逆に上手くなればなるほど、少ない持ち数の絵の具だけであらゆる色を作り出せるようになる。練習が必要だが、混色がうまくなるのでおすすめだ。

以上、3色のルールは写真でもよくつかわれる概念

写真でもまとまりのあるカチッとした絵は3色くらいに抑えているものが多い。皆さんも一度、気をつけて見てみてください。

それではまた〜

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