ピスト乗りがロードバイクのバラ完に挑戦

You are currently viewing ピスト乗りがロードバイクのバラ完に挑戦

知り合いにフレームをものすごく安く譲ってもらえたこと、普段はピストに乗っているが、遠距離の移動になるとしんどいことからバラ完に挑戦するに至りました。普段アート制作をやっているということもあり、ものづくりはとにかく好きなので正直これはいい遊びの機会だと思いました。

これは僕が知り合いからCannondeのCAAD8というロードバイクのフレームを手に入れたことでロードバイクと出会い、トラブルを乗り越えてBianchiのImolaという機体をメインにバラ完といわれる形で組み立てていくまでの体験を綴った記録のまとめであります。リアルな体験記になっているかと思いますので、全くの素人がある程度わかるようになるまでの道のりが伝わるかと思います。

また、バラ完をやってみたいという方は、1から読んでいけば多少なりとも参考になるのではないかと思って書いています。ピストには普段から乗っていたのですがロードバイクは全くの無知で、乗り始めるまでにどういうところで悩んだのか、つまづいたのかがわかっていれば対策したうえで始められると思います。

ちなみに、調べたりヤフオクでパーツを少しずつ買い集めながら進めたので半年くらいかかりました。

完成車とバラ完

車体をパーツから組み上げていくのをバラ完というらしいのですが、僕はロードバイクに乗ったことすらないのでそれすらもプラモデルみたいに楽しめるかな、と思いました。

ちなみにバラ完だと完成している車体を買う時よりも高くつく場合もあるそうなのですが、1から作ることで得る知恵のほうが今後のことを考えるとリターンが大きいと思います。

パーツそれぞれの仕組みをすべて理解できれば、自分で修理することもたやすいと考えるからです。ちなみにピストはそうやってずっと乗り続けています。

注意

あくまでもロードバイクになんか乗ったこともない、ものづくり好きの一アーティストが、組み立て乗るまでの気づいたこと、わかったことの記録となっており、間違っていることも多いかとと思います。

ロードバイクはスピードも出るし、命の危険もありますので僕の記事は参考程度にとどめていただき、本格的な組み立てや調整はプロの方のご意見を取り入れていただきますようよろしくお願いいたします。

ロードバイクが趣味の方と知り合い、ボディを手に入れた

近場の商工会議所主催の創業セミナーというものがあり、しばらくレクチャーを受けていたのですがそこでロードバイク乗りの方と知り合いました。

なんと歩いて3分のところに住んでいるご近所さんで、おー近いですねと盛り上がっていたらまさかの職場が僕の前職の会社。この業界(IT)って星の数ほど会社があるし、外資系でもかなりマイナーな企業なのでびっくりしすぎて鳥肌。怖くなりました。

さて毎週会っているうちにその方と仲良くなり、色々と共通点があることがわかったところで、ロードバイクのボディ一つ余ってるから安く買わないかと話が出ました。

というのも元々自転車が好きでピストに乗っている僕は長距離移動にロードバイクに興味があったし、ランニングをしているけれど膝が痛いということを話していたら、ロードバイクは持ってこいだから始めてみてはどうかと教えてもらいました。

そこでなんだかこれも運命かもなあと思いすぐさまボディをやすく譲ってもらいました。

CanondaleのCAAD8

譲ってもらったのはキャノンデールのCAAD8というやつらしいです。古いし傷ついてるから、とのことでしたが、軽いしカッコいいし、すぐに気に入りました。パーツは使い回しできるし、まずはロードバイクの世界に飛び込んでみたかった僕にはラッキーだと感じました。

ボディだけかと思っていたのですが、ドロップハンドルやなんかもついていました。おまけでタイヤのチューブとヘルメットも貰いました。

ホイールを購入

まずは一番わかりやすいホイールを手に入れようと思って近くのリサイクルショップにあった良さげなものを買いました。

そこで10速、11速などという規格があることを知ることに。ちゃんとこの車体につくのかな?ロードバイクってかなり複雑かも。。

後ほどコンポなどを調べて互換性などわかってきたのですが、ボディを手に入れてすぐは本当になにもわからず、ほぼ見た目と状態のよさでまずは近くのオフハウスに売っていたMavicのホイールを買いました。

テキトーに買ってしまったものの、結果としては買ってよかったなと思いました。
運が良かっただけなので、ちゃんと調べてから買ったほうが良いですね。。

10速?11速?

Mavic Aksium というホイールを買いました。セットで10000円。

(※写真はもらったタイヤを付けたているところです。)

それにアルテグラのスプロケットがついてました。(シマノのパーツ群のグレードで、2番目に良いやつらしい)

ラッキー、と思いましたが後々調べてみると、それは10速仕様のもの。

よくわからないけどまあいいか〜と思ったのですが、どうも10速のパーツは少しずつ市場から無くなっているらしいんですね。

長く乗りたいしリセールバリューを考えると、10速はやめて11速で組んだ方がいいなと思いました。

ただホイールによって、11速にするのは難しいということを目にし、かなりいろいろと調べました。

どの業界もそうですが、飽和してくると次の世代のようなものを作り、今まであったものは使えなくなってしまうんですね。11速と10速になにか違いでもあるの?とピストに乗っている僕は思うのですが、今は12速しかも電動制御のギア変動ものもあるらしいですね。一生使える道具ってのはこの資本主義社会にはなかなかないものなんですね。。

とにかく、10速のギアや11速のギアに対応しているかどうかというのはタイヤで決まっているみたいなのですが、こちらのリンク

https://www.cyclabo.com/ja/topics/kuknq9hqj5/

に、使っているホイールが11速に対応しているかを調べる方法が書いてありました。要はスペーサー(下駄みたいなもの)が入っているかどうかで見るみたいですね。

ただ、最悪10速までしか対応していなくても、特定のスプロケットを使えば11速にすること自体は可能みたいです。

結果、幸いなことにMavicはどれも11則対応しているらしく、これならスプロケットを変えれば11速で組めるかも?とほっとしました。(Shimanoのもっと安いホイールと迷っていた)

これがその下駄で合ってるのかな…。

スプロケットを外す

早速ほんとに11速に対応してるかな?と思いスプロケットを外そうとしたところ、どうやらスプロケットリムーバーという特殊な工具が必要みたいです。

こちらの商品を買いました。

スプロケットリムーバーを使い、外してみたところやっぱり入ってました。下駄が2枚。

つまりは11速対応ということですよね?

戦々恐々ですが、それに見合うスプロケットを選ぶこととしました。

あらためてロードバイクのバラ完に必要なパーツって何かを調べてみました

ロードバイクのバラ完を行うに当たって参考にしたブログがこれらのサイト。

https://boma-gt-ride.com/self-made-prologue/

https://cyclehack.jp/80

https://nangokucycling.com/roadbike-build

最初は読んでも意味がわからなかったけれど、他のサイトと合わせて何度も読み込むうちに何が必要なのかがわかってきました。

ざっくりと言って基本的に必要なのは

  • ボディ&ハンドルバー
  • ホイール&タイヤ&チューブ
  • コンポーネント(動かすのに必要な主要パーツ群)
  • サドル、ペダル、ケーブルなど

ということでした。

ボディの選定

まずボディ選びについてのポイントは、2つのブレーキをタイプがあって、そのどちらを使うことができるかはボディで決まっているということでしょうか。

ゴムで挟むキャリパーと、金属の輪で止めるディスクブレーキという種類があります。

僕が譲ってもらったのはキャリパーしか無理だったので、悩む種が減りました。

あとは材質ですよね。アルミが安くて軽い、カーボンは軽いけどめちゃ高い、クロモリは頑丈だけど重い。

ボディで選ぶポイントは、そんなところでしょうか。

CAAD8はアルミみたいです。これも選びようがない。譲り受けた場合あまり悩まなくて済みますね。ディスクブレーキカッコよくて使ってみたかったので、残念でしたが。

サイズに関しても、選び方はあるみたいですね。ここまでこだわる場合は、お店で相談した方が良さそうです。僕はあくまで手に入れたボディを元に工作と運動を楽しむスタイルです。

ちなみに握るところがハンドルバーと言いますが、これをボディに繋げるために必要なパーツも本来であればステム、ヘッドセットも必要かなようです。今回はすでにくっついてました。

コンポーネントとは?

ロードバイクの組み立てを始めるまで全く知らなかったのですが、コンポーネントという概念があるそうですね。

ピストの場合はクランクとチェーンで終わりですが、ロードバイクのコンポーネントは8個あります。

要は動かすために必要な主要のパーツ群ということになりますが、これがとにかくいい値段するっぽいですね。

まずコンポーネントを選ぶ際に選択するのがメーカーで、日本にいる限り初めて手を出すのであればシマノ一択でした。

そしてシマノのコンポーネントには、グレードがあります。

一番いいのがデュラエースで、中間のコスパがいいのが105というものになります。

そして105を選ぶとしても、さらにバージョンのようなものがあります。5800とか、7000とか。最新の7100は、12速らしいです。

基本的にはそのバージョンの番号で揃えていけば組み合わせが悪い、といったことは起きなそうですので、初めてなので揃えて行こうと思いました。

セットだとそれこそなかなかいい値段だし間違いも起きそうなので、めちゃくちゃ調べながら1パーツずつ集めることにしました。

コンポーネントについては別記事を書きます。

105 5800系が安くてちょうど良さそうだが。。

全然市場にありません。あっても、より新しい7000系と特に値段の違いがほとんどない。

参考記事を見ると2019年となっており、その頃よりも市場も、物価も変わって値上がりしてしまっているのだろうと思います。

基本ヤフオクで買うことにしたのですが、5800系は全然ありませんでした。

結果、7000系にしました。ブレーキレバーがとにかく高いですね〜。。

サドルやペダル

この辺は直接動作に関係する箇所ではないので、最初はテキトーに揃えます。

ピスト用に買って使っていないものも多々あるので、まずは動くことを目標にして最低限のものをつけていきます。

オフハウスみたいなところでも売っているので、あとでいいかなって感じです。

ちなみにサドルをボディに繋げるために必要なシートポスト、シートクランプというパーツがあり、これがない場合はこれまた別途購入しなくてはいけないみたいです。

一つ一つのパーツがどれも美しいので、選ぶ際にも欲が出てしまいそうですがあくまでも初心者なので、出来る範囲で作って行きたいと思います。

ホイールをつける段階になってようやくコンポーネントという概念について知り、ちゃんと調べることにしました。

コンポーネントとはフレームに取り付ける重要なパーツ群のことで、変速機やブレーキ、チェーンなどなど。。

まずはこの辺のパーツについて理解を深めるところから始めます。組み合わせによってはうまく動かないこともあるとのことなので、よく吟味しました。

バラ完に必要なパーツリストというものがあるのでこれを利用させてもらうと整理しやすいかと思います。

https://nangokucycling.com/roadbike-build

購入方法

買うものが決まったら一番おすすめなのは、ヤフオクでセットでたまに安くコンポーネントが出ているので、それを買っちゃうこと。パーツごとの互換性というものがあるので、一つ一つ調べるよりはこれが手っ取り早いとおもいます。

ヤフオクはクーポンを上手く使う(土日に安く買える)。信頼の置ける業者から買うこと。

あまり個人から買わず、多少高くても業者から買ったほうが後々のダメージになりづらいです。

ちなみに一昔前よりもじわじわと値上げしてるみたいですので、作るのが決まればその時点が最安値です。

結果どのコンポを買うといいのか?

元々は色々と調べた結果、コスパが良いとされている105の5800系で組もうと思っていたのに、市場にはもうほとんど出回っておらずちょっぴりお金を出して7000にしました。

それでもアルテグラとさほど金額が変わらない場合は、アルテグラを選びました。

互換性によりうまく組めない場合もあるので、値段よりもリスクを考えてたとえば105の7000なら7000で統一して買って仕舞えば、買い間違いはおこらないはずですが、金をけちってかなり安く組み立てようとあれこれしらべました。ただ、そんなことをするよりもコンポーネントはセットで買って仕舞えばそのほうが安く済むかもしれないです。

ちなみにコンポーネントは、105がおすすめとされていますが、Tiagraでも全然いい感じだし、組み立てはこちらのほうが断然楽でした。

ディレイラーハンガーというものがあるらしい

そもそものロードバイクについて調べていたところ、中古のボディを買うのは注意が必要だという意見を見ました。

特に、リアディレイラーを装着するにはディレイラーハンガーというものが必要だとのことで、中古で買う際には必ずチェックしてくださいとのこと。

ディレイラーハンガーというのは、その名の通りディレイラーをハング(引っ掛ける)ための部品みたいで、基本的にはボディのメーカーが独自に出している消耗品のパーツみたいです。

買うと純正になってしまうため、5000円くらいするし取り寄せになるととても時間がかかるとか。

そこで私のロードバイクのボディを見てみたところ…

ついてないじゃん。。

と思い、年式やら型番を探し始めました。

このCAAD8ですが、どうも日本ではフラットバー仕様のクロスバイクして売られていたようで、なかなか年式も何もわからなかったのですが、おそらくはこれかなあ

2013 Cannondale CAAD8 FLAT BAR7

そこまではわかったものの、じゃあこれのディレイラーハンガーってどんな形?どの型?

と思って調べたところ、全然わからない。

というのも、CAAD8には年式があって、パーツが微妙に違うっぽいし、キャノンデールの公式さいとからは過去の情報は一切消えていた。

おそらくはKP255ってやつの互換性があるやつを探せばいいんだということはわかったものの、確信がない。そこで海外のサイトを調べてみたところ、こんな動画と、

Rear Mechというめちゃくちゃマニアックなサイトを見つけました。

ブランド名やモデルを入力すると適合するリアディレイラーハンガー探してくれるサイトのようです。こういうめちゃくちゃニッチなところに全力なのがアメリカらしいよな。

調べるには、ネジ穴の数(number of fasteners)の情報が必要だとのことで、自分の自転車を確認しに行ったところ、、

あれ?これ?

すいません。ついてました。

もっとペラペラの金属が引っ付いているのを想像していたので、裏側からガッチリと組み込まれていることに全く気づいていませんでした。

いや、最初に紹介したサイトに写っている写真だと、そういうふうに見えたんですよね。実物見たことなかったですし。

そして自分のをよくみてみると、裏側から固定してあったんです。色も黒に塗ってあった。

いや馬鹿ですね。このリサーチに4、5時間かかったので、時間返してほしいです。。とにかく純正品はもう欠品しているみたいだし、お金も掛からなそうで済みました。

ただの勘違いというかなりつまらないオチになってしまいました。本当申し訳ないです。

またディレイラーを購入したらそれについて書きたいと思います。

ヤフオクでパーツをハントする日々

ボディとホイールを手に入れてからというものの、暇さえあればパーツについてリサーチを行いヤフオクを徘徊しています。

コンポーネントはボトムブラケット以外に何一つ持っていないので片っ端から探します。

とにかく高いのは精密なSTI、クランクだとわかりました。それ以外は3000円から6000円あたりで取引されているようです。

値段に目星をつけて、こちらで見つけたスプレッドシートに書き込み、相場より特に安くなっているパーツを探します。

ちなみに、最近気づいたのですがヤフオクは結構クーポンを配っているんですね。これを使えば少しは安く抑えることも出来そうです。

スプロケットは特に良いものを

いろいろと調べた結果、スプロケットは105とアルテグラの値段の差がそんなにあるわけでは無い(1000円くらいだった)のに対して、違いが結構大きいという意見を目にしました。

リセールバリューも考えて、アルテグラのスプロケットを探すことにします。105の7000と互換性のあるのは、8000です。

ポイントはギア比

スプロケットを選ぶ際のポイントは、ギア比みたいですね。

初心者なので、11-30Tを選びました。

取り付け

先述した通り、スプロケットの交換にはどうしてもスプロケットリムーバーという道具が必要になります。

近所の自転車屋で買ってきました。

本当ならトルクを測れる工具を使って数値を見ながら締めるべきなのですが、高いので一旦はこれで進めました。

使い方は簡単で、チェーンがついているのはスプロケットが動いてしまわないように固定するためなので、片手でこちらを使い固定します。こっちは取り付ける際には使いません。

あとはもう一方の工具でスプロケットを締めている内側のネジを緩めていくだけです。

スペーサー

届いた新しいスプロケットをホイールにはめていく際、謎のリングがいくつかあります。

これはスペーサーというもので、ギアとギアの間に空間を作るものです。

小さい方のギア群と大きい方のギア群はすでにスペースが入って3つずつくらいで固定されていますが、それ以外は綺麗にスペースが開くようよく見て順番に入れればいいかと思います。

最後に先ほどの工具で内側のネジを締めれば取り換えは完了です。

今回はトルクが測れなかったので、完成したら一度プロに見てもらおうと思ってます。

クランクの取り付け

パーツ選定

クランクを取り付けます。これはかなり簡単な作業でしたが、買う時に

  • ギア比というのを考慮する
  • 自分に合ったクランク長を選ぶ

という2点をポイントに選びました。

グレードは105の7000系で統一しています。

ギア比について

ロードバイク、まだ乗ったことがないので何が自分に合っているかもわからず、とりあえず一番スタンダードと言われているギア比の組み合わせで購入することに。ざっくりと

  • コンパクトクランク:50-34T(足腰に自信のない初心者向け)
  • セミコンパクトクランク:52-36T(中級者向け)
  • ノーマルクランク:53-39T(レースなどに出る上級者向け)

ざっくりですが上記のようになっているみたいなので、そこそこ体力のある私はセミコンパクトを選びました。

クランク長の決め方

これもいろいろと選び方があるようなのですが、

身長X0.97

がいいらしく、

サイズは、僕が174cmくらいあるので170のものを選びました。

クランクの取り付け

まずはグリスをぬりぬりします。

ピスト用に買ったパークツールのものを使ってます。

固着とかいうらしいのですが、抜けなくなることもあるみたいなのでとにかくたくさん塗りたくります。

古いからか、なかなか入らない。。

高いパーツなので躊躇しましたが、傷つかないように布を当てたうえで百均のゴムハンマーでガンガンぶっこみました。

ちゃんと奥まで入った。

左右でクランクが180度開くようにしてはめていきます。ちょっぴりずれたりするかもと思いましたが、溝が入っているのかミスのしようがなかったです。

次にキャップを締めていくのですが、200円くらいでここを締めるためだけのツールが売ってるんですね。自転車整備はこういうパターンが多い。

溝にいれて、締めていきます。単純です。

締まりました。

最後に、両脇から六角ボルトを締め込んでいけばOKです。

後々知ったのですが、それぞれのねじの締め付け具合にはトルク数というものがあるらしく、トルクレンチという道具を使うことで数値化できます。

より安全面に気を付けて乗りたい場合は、こちらも導入して組み上げていくといいみたいですね。

STIを取り付け

STIって何?って感じだったのですが、要はブレーキとギアチェンジのためのレバーが合体した代物ですね。ピストにはギアがないので新鮮です。

このパーツは複雑なことをしているみたいなので、ちょっと考えましたが新品で用意しました。一番高かったパーツですね

このレバーが二つと

ブレーキ用のアウターケーブル、インナーケーブルがひとセット

シフターのアウターケーブル(3本)に、インナーケーブルが2本。STIに取り付ける際のガイドとなるキャップ、そしてワイヤーエンドがついて来ました。

このようにしてゴムのカバーをひん剥くと、ネジやワイヤーを通す穴が見つかります。

下から見るとこんな感じです。右が左かは、よく見るとLRがどこかに買いてあります。とりあえずつけてみて、八の字になるのが正しいようです。

金具を六角レンチでゆるめ、バーに通していきます。

譲ってもらったので、バーテープの跡がありますがなかなか取れないし、どうせ上からまた巻くので諦めてます。

ここのネジですね。締めると固定されます。微調整していくので、緩めに締めておきます。

ネジネジ。

ちなみに高さや設置位置など色々と推奨の計算方法があるみたいなのですが、まあ人間みんな違った形をしているので、実際に乗ってみてちょうどいい場所を探していけばいいと思います。

STIの設置はこれだけです。思ったほど大変ではないですね。この後ケーブルも通していきますが、それもさほど緊張しなくても大丈夫でした。高いSTIなのでビビっていましたが…

一番大変なのはディレイラーの調整です。それまでは淡々とやれば大丈夫です。

特に失敗して買い直しになるという場面も早々になさそうでした。

ブレーキの取り付け

中古品を買うときに気にしたのは、消耗品のブレーキシュー(ホイールを挟み込むゴム)がどれだけ残っているかくらいですね。そうでないと、ブレーキシューって2000円くらいするので高くつきそうでした。

グレードについては、アルテグラグレードでも2000円しか変わらなかったので、そっちにしました。安全のためにここが一番お金をかけるべきところかもなと思ったりもしてます。

互換性は、あまり調べてはいませんが今回は105の7000系の上位互換であるUltegraの8000にしてます。おそらくどのブレーキを選んでも問題ないといえば問題ないのかなと思っています。仕組みと構造は同じなので・・

では取り付けます。

軸が長い方は前輪につけます。

裏から六角レンチで締めるだけです。

リア

単純です。

ぐっと手で挟んで、ブレーキがかかっている状態にして六角レンチで締めます。

こうすることでど真ん中に固定されます。

前輪も後輪も同様です。

ではSTIに接続していきます。カバーを開けると

ここにケーブルを突っ込む穴があります。

ブレーキ用のケーブルはこっちです。太い方です。

先ほどの穴に通すとこのように出てきます。ので、そこにアウターケーブルをかぶせていきます。

こんな感じです。右のレバーは前輪のブレーキにつなぎます。

左右に思いっきりハンドルをまげて、それでも余裕があるくらい残して切ります。

かなりゆとりをもって、切っています。長すぎる分にはあとから調整も効くと思います。

ピストの時はニッパーで切っていましたが、潰れてしまって上手くいかないので、潔くケーブルカッターは用意したほうが良いですね。

それでも先っちょがつぶれてしまう場合がありますので、その際には都度直したり切りなおします。

配線できました。アトリエ兼筋トレ部屋なので、汚くて恥ずかしい

最後にインナーケーブルをこのように通して、締めます。

とにかくここはきっちりと締めないと、ブレーキが利かなくて止まれないなんてことになると思うと恐ろしすぎて夜も寝れません。

このあと説明しますが、簡易的なものでもいいのでトルクレンチはやっぱりあったほうがいいですね。

次はリアです。

こっちはフレームの前方に、アウターケーブルを固定する箇所があります。そこから一度インナーケーブルだけさらけ出た状態になり、またアウターケーブルに戻ります。

なんでこういう仕組みなのかはわかりませんが、見た目はかっこいいです。

ちなみにフレームに穴が開いていて、そこにワイヤーを通していく仕組みのものもあるみたいです。

とりあえず先ほど同様、長めにワイヤーをカットします。

車体に固定する場所では、アウターケーブルのさきっぽにこういった金属のカバーをします。

接続を良くしたり、ケーブルがすり減ったりするのを防ぐためでしょう。

こんなかんじで被せるだけです。

これでアウターケーブルの固定は完了。単純だな。

フレーム後方からブレーキにつなげる箇所のアウターケーブルをカットします。

キャップをつけて、固定します。

ブレーキについているねじは、回すと上に上がっていき内部のワイヤーのテンションが高まり締め付けが強くなるという仕組み見たいです。なので最初は一番下(しまってる状態)にしておきます。

そしたらインナーケーブルを入れていきます。

無事つながった。

前輪後輪ともにワイヤーを通すことが出来ました。

細かな調整はまた別途行いたいと思います。

ブレーキの取り付けはこれで完了です。

フロントディレイラーの取り付け

ディレイラーとは

ピスト乗りの私は知らなかったのだけれど、ロードバイクと言うものはギアチェンジするところが2つあるらしいです。

1つはギア付きのママチャリなんかについている、よくある後輪についているギア。

これはリアディレイラーというパーツがスプロケットというギア群に対してチェーンを掛け直していくという仕組み。

もう一つは、クランクにあります。

大小2種類のギアに対して、フロントディレイラーというパーツがチェーンを掛け直していく仕組みだそうで。

今回はこれを取り付けていきます。

105グレードをヤフオクで落としました。

フロントディレイラーは、2種類あって車体に直接取り付けるタイプのものと、バンド式になっているものとがあるそうです。

基本的には車体に直接取り付けるタイプのものを選んでおけばいいと思います。

なぜなら車体にリアディレイラーを取り付ける穴がついているフレームならそれを使えばいいし、そうでなかったらバンド式に切り替えることのできるアタッチメントもあるからです。

今回は後者でやっていきます。

フロントディレイラーの取り付け

これがバンド式になるアタッチメント。フレームの太さは2種類あるので、買う前にそこだけ気をつけたほうがいいです。

クロモリは細いほう、それ以外は太いほうかな。

細い方でも、ゴムがついているだけので、外しちゃえば両方に使えます。

取り付けは簡単です。ネジで挟んでいくだけ。

そしたらフレームに取り付けていきます。

これまた挟んでネジで締めていくだけ。

まずは高さを調整。ギアから1、2ミリのところまで下ろしていき…

固定します。

ここにあるネジを回すと、ギア側に出たり引っ込んだりするので、ギアと平行になるように調整。

いい感じですね。

フロントディレイラーの取り付けはコレだけです。

STIにインナーケーブルを通す

次にフロントディレーラーをSTIに繋げていく作業を行いました。

フロントディレイラーはStiの左側につなげます。

中の仕組みは、レバーをカチカチやればやるほど中にある巻き込みの機械がくるくる回っていくっぽいので、ケーブルが通るように初期状態に解除していきます。

具体的には、小さいレバーをカチカチと内側に何度も動かせば良い。フロントの場合は3回くらいやっとけばいいです。

ではカバーをひん剥きます。ぺろんちょ

最初は壊しそうでカバーを外すのが怖かったですが、もう慣れました。

このプラスチックは簡単に外れます。ここに穴があり、向こうから通します。ガイドの役目ですかね。

こんな感じでぶら下がってるわけです。

ケーブルを用意します。

反対側から入れていきます。

ここで引っかかるようになっています。終わるまではレバーは触らないように。。巻き込まれて見えなくなります。

ケーブルをこのように溝に沿わせていきます。

うまく行ったら、先ほどのカバーを戻します。

ケーブルセットについて来たこちらは、STIの入り口にビタっと固定するためのものみたいです。

こんなかんじで、細い方を先にしてSTIへと入れていきます。

うまく固定出来ました。

これでSTI側は完了です。簡単でした。

アウターケーブルに通していきます。

フロントディレイラーの直前、車体フレームの底の部分にこんなプラスチックが付いていました。

こちらはインナーケーブルの交通整理をしてくれるガイドの様です。自転車ってうまく出来てるなあ。

ガイドを通して、この様に車体の真ん中から上にインナーケーブルを突き抜けさせます。

インナーケーブルをフロントディレイラーに接続

ここでフロントディレイラーに出会いました。これから固定させていきます。

まずは上部にあるプラスチックのカバーを外します。

そしたら次にボルトを外すと、この様にワイヤーを通すための溝があることがわかるかと思います。こちらに這わせて、再度ボルトを締めます。

横についてるこのネジは調整用ですので、初期は緩めておきましょう。締めればテンションも締まっていきます。

ボルトを固定します。これで接続は完了。最後に調整をします。

フロントディレイラーの初期調整

まずはトップトリムにギアを入れます。

そしたら、横から見るとこんな感じで線がついているので、先ほどのテンションを張らせるネジを締めていき、線が一直線になる様にすれば完了です。

これでオッケーです。

あとは先ほどのプラスチックカバーを戻し、そこにケーブルを通せば終わりです。

なかなか調整方法などを言葉で伝えるのは難しいですね。

リアディレイラー

リアディレイラーは後輪につけたカセットスプロケットのギアを変速させるための機械です。こちらは例のリアディレイラーハンガーへと取り付けるのですが、あっけないほどに簡単でした。

リアディレイラーって?

リアディレイラーは、ホイールにつけたカセットスプロケットのギアに対して、チェーンを乗せ換えてくれる機械です。

フロントは2段階に対し、リアは8~12段あります。

こちらも105グレードの7000系を購入しました。これは11段です。

GSとSSという規格があり、アームの長さが違います。

基本的なのはSSの方だとのことで、こちらを選びました。(スプロケットとも合うことを確認済み)

自身のスプロケットの歯と合うものを選ぶ必要がありますが、公式サイト等で確認してから購入するのがいいと思います。

リアディレイラーの取り付け

見た目は複雑ですが、取り付けはねじ一つで簡単です。

ねじの横に二つ突起がありますが、この下側がリアディレイラーハンガーにきっちりと当たっていればOKです。ポイントとしてはそれくらいです。

このリアディレイラーハンガーにねじ込んでいきます。

ゆっくりといれていきます。。

先ほどの突起の下側が、リアディレイラーハンガーにきっちりと当たっているのがわかりますでしょうか。

このノブは、テンションを調整するのに使うのでデフォルトは目一杯時計回しにして下げておきます。

そしたら車体からリアディレイラーへとアウターケーブルをつなげます。

私はワイヤーセットに入っていた短めのもの(キャップもついてた)をそのままつなげました。適切な長さとかもあると思いますが、あまり気にしてません。

リアディレイラーの取り付けはこれでおしまいです。

リアディレイラーへのワイヤー接続

リアディレイラーは、STI右側に繋がっています。

前回と同様、ケーブルを通すのですがリアディレイラーは十段階以上もギアがあり、それこそ初期状態に戻すにはたくさん小さいレバーをカチカチする必要があります。15回くらいやっとけば間違いないですね。

それ以外は同様です。

相変わらず汚い部屋で分かりづらい。

配線して行きます。

ガイドを通して…。

こちらのアウターケーブルまできました。

こちらも通します。

はい、出て来ました。

あとはこの金属部分に通したら、ボルトを締めるだけです。

リアディレイラーって複雑そうなのに、繋げるだけでしたらこの様にめちゃくちゃ簡単でした。

ちなみにこの後行うフロント、リアのディレイラーがこのバラ完における鬼門だと思われます。

この後チェーンを繋げてから、ようやく本格的に調整を行うことになります。

チェーンのカットと取り付け

僕は普段ピストに乗っています。

ディレイラーなんてないしフリーホイールも使っていないので、極限にシンプルな作りです。

そんなピストのチェーンの交換の時でさえ、最初に買った時についてきた長さに合わせて切っています。

何が言いたいかと言うと、チェーンの長さって自分で決めるの大変そうだなと思っていました、と言うことです。

ましてや、ディレイラーやギアが絡んできた日にはもう…。

正直お店に頼もうかなと思ってました。

長さの決め方は意外と簡単かも?とにかくまずはチェーンの選定

そんなこんなでバラ完もいよいよチェーンを取り付けて、いよいよ動かせそうなところまで来たわけです。

で、調べてみたら意外と簡単そうで、特に計算も要らず。

道具はチェーンカッターさえあれば良さそうでした。

今回もチェーンを購入するのにあたり、あれこれ調べて11速の105グレードにしようと思いました。

ところがなんと手元にYahooフリマ1500円引きのクーポンがあるじゃないですか。

コンポーネントはもう全て買ってしまっていたし、チェーン買おうと思っていたところ、アルテグラグレードしかない。

でもま、1500円引きで2000円ならいいか…。

そう思ってアルテグラグレードを買いました。

(※後述しますが、フリマやヤフオクでの購入はお勧めしません!!)

実は超簡単なチェーンの長さの決め方

さてチェーンの長さを決めてカットしていきます。

まずは、クランクの方も、カセットスプロケットのほうも大きい方のギアにチェーンを乗せます。

これはフロントのほう。

そしてスプロケットのほう。どちらも大きいギアに乗っています。

そしたらぎゅっと引っ張りながらチェーンを合わせてみて、最短のチェーンの長さはどこかを探します。そこから、プラス2個分玉を多めに移動した箇所でカットするだけです。

チェーンのアップで説明すると、穴の開いた部分が合わさった玉から、右に二つ分移動したところ。ここにマジックで印をつけているのがお判りでしょうか。

ここで切ります。

ちゃんとオスメスがありますので、そこは確認してカットする必要があります。

最短+2が合わなかった場合は、長くとるように一個プラスすればいいらしいです。

それではカットします。

今までは安いチェーンカッターを使っていたのですが、今回バイクプラスの良さそうなものを手に入れましたのでこちらを使っていきます。

本当に切っちゃって大丈夫かな。。と不安になるかと思いますが、大丈夫です。

もし失敗しちゃったとしても、ピンで繋ぎなおすことが出来ますので、あまり心配せずに切ってしまいましょう。

切れました。

ちなみにバイクプラスのチェーンカッター、かなり細かく設定が出来るみたいで置くにあたる部分も調節出来ます。

これをやらないと、抵抗がないままピンを押し出そうとして、チェーンの金具が外側に曲がってしまいますので(上記の写真は曲がっちゃってます)、手持ちのチェーンカッターの使用方法については十分注意する必要がありそうです。

リアディレイラーにチェーンを通していきます。

注意するべきなのは、この2つのプーリーの中間にある金属部分にまたがって通してしまうと、当然がりがりと当ってしまいますので、上記写真のように通すということです。

最後にクイックリンクで接続すれば完了です。矢印の方向にチェーンが動くように接続します。

このように通したら

専用のツールを広げる形でバチっと繋げます。

バチっと。なくてもブレーキをかけながら思いっきりペダルを踏めばはまります。

チェーンが接続できました。

本当に思ったよりも簡単で拍子抜けしました。

もしかしたらピストのチェーンの長さも案外簡単に決めることが出来るのかもしれないです。

ちなみにチェーンカッターでチェーンを切り過ぎたとしても、繋げばいいので恐れずに切っちゃって大丈夫です。

ディレイラーの調整

最後にディレイラーを調整すれば、コンポーネントの取り付けは完了です。ここが鬼門だと思います!

チェーンを繋げることができたので、ディレイラーを調整すればバラ完はほぼ完成です。

恐らく、すべての工程の中でここが一番難しい箇所でした。

フロントディレイラーの調整

フロントディレイラーの調整は、前回でテンションを調整しましたが、あとは可動範囲(ディレイラーからチェーンがどれくらい離れているか)を決めるだけです。

ハイとロー側の2か所を設定して完了します。

ハイ側の可動範囲を決める

チェーンをつないだら可動範囲を決めていく

トップトリムに入れる。後輪は一番大きいのにする。

トップ側を0.5mmくらいまでよせる

前から見る

ロー側の範囲を決める

つぎにロー側

ロートリムにいれる

後輪はそのまま一番大きい歯車。

またもチェーンとフロントディレイラーの間を0~0.5mmに調整する。ネジの左側。

これくらいかな?

最後にもう一度テンションを設定しなおして、完了です。

リアディレイラーの調整

リアディレイラーも意外と単純でした。

主に調節する箇所は3つ。

  • ロー側の最大可動域を決めるネジ
  • ハイ側の最大可動域を決めるネジ
  • インナーケーブルのテンションを調節するネジ

です。テンションを調整するのがとても重要です。

①ハイ側の可動範囲を決める

まずは、ハイ側(小さいほう)の可動域を決めていきます。

これをやる意味ですが、これがちゃんとしてないと例えばギアをどんどん小さくしていって限界を超えると何もないところにチェーンを動かしてしまい、結果外れると言うことになるためです。

まずフロントのギアは大きい方にします。

後輪のギアを最小にし、テンションを緩めます。ケーブルに付いているプラスチックのネジを動かなくなるところまで右に回すことで緩みます。

左側のネジをまわす。2ミリの六角を使います。

右回しだとディレイラーが左に

左回しで右に移動します。

スプロケットの真下よりちょい右に位置させる。

こんなところかな?

②テンションを強める

インナーケーブルのテンションを張ります。

たぶんハイとローの可動域はあまり間違えようも無いので、残るここのテンションさえちゃんとしていれば問題なく変速します。

つまりここのテンション、超重要です。

話によると、新品で買うと店員に数週間したら持って来てと言われるとか。

というのも最初はケーブル類が馴染んでいないので、馴染むと少しテンションが緩くなるんだそうです。

そうすると変則があまり上手くいかなくなるということで、店に持って来てと前もって伝えているそうです。

それで持っていったら何をしてくれるのかというと、ここのテンションを強くし直してくれて、それだけで調子が良くなるみたいですよ。

30度くらいずつカチカチと回ります。1カチでもかなり変化があることがあります。

あまり思いっきりゴリゴリ動かすとすぐにおかしくなるので注意です。

③ロー側の可動範囲を決める

最後にロー側にチェーンを移動して、今度は左側の調整ネジを回して最大可動域を決めていきます。

ここを回してディレイラーの位置を決めるだけです。

この様にプーリーがチェーンの真下に来ればそれでOKです。

おまけ:スプロケットとプーリーの間隔を調整する

ここはあまりいじる必要は無いみたいなのですが…。

ペダルを逆回転させて、気持ちよくなるくらいの間隔に調整していく。

ここの範囲が狭すぎると、ペダル。逆回転させた時に引っかかって動かなくなり、つまります。

大きいギアの方に移動してみると…。

このようにぶつかっています。

これくらい離した方が良さそうです。

ほぼ完成

ペダルの取り付け

昔ピストで使ってたwelgoの家に転がっていたペダルを使います。

固着しない様、クランク側にたくさんグリスを塗り…

ペダルにも付けて装着しました。

ついに完成!!

やはりリアディレイラーからカチャカチャ音が出て、不安は多少残るものの、普通に自転車としてライド出来ました。

ほぼ完成した俺のcaad8

ずっとピストに乗っていたから、変速が楽しい〜

ペダルを止めるとフリーが回る感覚も久しぶり。坂道を下るの楽しいな〜ゆるく乗ることもできそう。

ある程度テストライドしたので、最後に色々と調整します。

トルクレンチで締め直す

安全を考えるとやっぱりトルクレンチで適正な力で締めるのって、セルフメンテする以上は必要かなと思いました。

素直にデジタルトルクレンチを買いたかったのですが、ここのところ想定外の出費が多く、、、まずは簡易的なものを用意しました。

トピークのやつです。全然知らなかったんですが、自転車のツールの老舗みたいです。

ぐぐっと力を入れると今どれくらい力が加わっているのか一目でわかります。

ただ、これだけで締めたりするとプラスチック製ということもあり壊れちゃいそうなのでチェックで使う様にしました。

ちなみに以下がトルク管理のチェック表です。

自分が忘れないようにメモっておきます

トルク管理表

  • ブレーキキャリパー取付 8~10 N・m
  • ブレーキアーチへのシュー固定 5~7 N・m
  • ブレーキワイヤー固定 6~8 N・m
  • STI取付 6~8 N・m
  • フロントディレイラー取付 5~7 N・m
  • フロントディレイラーケーブル固定 6~7 N・m
  • リアディレイラー取付 8~10 N・m
  • リアディレイラーケーブル固定 6~7 N・m
  • BB 35~50 N・m(別途ボトムブラケットツールが必要)
  • 左クランクのボルト固定 12~14 N・m
  • クランクキャップの締付 0.7~1.5 N・m(どうやるかわからん)
  • チェーンリングボルト固定 12~16 N・m
  • スプロケットのロックリング 30~50 N・m(別途アダプター必要)
  • ペダル 35~55 N・m(別途トルクレンチ用のアダプターのペダルレンチが必要)
  • ステム(コラム側) 6N・m
  • ステム(ハンドル側) 6N・m
  • シートポストクランプ 5 N・m

大きめのネジ以外、というかデジタルだろうが無理な箇所以外、ちゃんと使えました。

コスパいいのかもしれない。

ペダル、スプロケット、BBにだけは大きめのトルクレンチが別途必要ですが、これらの箇所はそもそもまた別途アダプターが必要になってくるので、店でこの三箇所だけ見てもらうとか出来ればそれでいいかもしれないし、ゆっくり揃えていくでもいいと思いました。

リアのブレーキキャリパーだけレンチが長過ぎて入らなかったので、フロントの感覚で締めました。

ケーブルを切ってエンドキャップをつける

ブレーキとシフターのケーブルを噛んでいる部分もしっかりとトルク管理しつつ締め(本締め)、エンドキャップをつけました。

ペンチだとうまく噛まないので、ニッパーを使うといいです。

これにて本当に完成!

バーテープなどあとは細々と装飾品などを整えていきます。

いやー長かった〜特に調べ物とヤフオクでの買い物が。

しかし、この自転車には不調があることが発覚。。

最初、なぜかプーリーにうまくチェーンが乗らずカタカタカタカタと異音がずっとしていたのですが、フロントディレイラーの可動域をちゃんと調整してみたところかなり良くなりました。

プーリーやディレイラーハンガーが原因かと思っていたが、フロントの位置でも大きく変わってくるみたい。

次にリアディレイラーを6時間くらいいじって、それでやっと仕組みがわかってました。

ただし調整はかなり絶妙なバランスになっているみたいで、何度もやってみて覚えるしかなさそう。

特に、テンションをやたらと強くすると多少は改善される。

ディレイラーの調整はやはり素人には難しいのかな?と思い、一度店に見てもらうことにしました。

あとはディレイラーの最終調整、と思いきや。。

そこそこチェーン展開している自転車屋に持っていきました。リアディレイラーの調整を頼んだら、いいっすよ〜とかいって無料で見てくれました。。

さすがはプロ、リアディレイラーの調整なんてお手のもので、テンションをキュッキュッと締めたりしていました。

そしたらやっぱり直らず、どうやらディレイラーハンガーが曲がってるみたいです。

見た目ではわからないが…。

お店には売っていないとのことなので、調べて取り寄せたいと思います。

異音を直すためのあれこれ

ディレイラーハンガー曲がってるらしい?

バイチャリのお兄さん、お金も取らずにいいっすよ~といってリアディレイラーの調整をしてくれました。そこでなんか変だぞと言ってあれこれやってくれたのですが、どうもディレイラーハンガー曲がってるかもしれないっすね~と教えてくれました。なんと。。

以前の記事で記載した通り、ディレイラーハンガーについては調べまくっていたので、ここがまがっているというのは納得でした。

お店には在庫はなく、取り寄せになるとのことでしたが、このCAAD8の年式やら何やらがわからないので自分で調べようと思って家に帰りました。

これ曲がってるのかな。

全然まがってるようにはみえないが。。

ディレイラーハンガーを外してみる

交換は簡単そうです。

まずはタイヤを外す。

そしたらディレイラーを外します。

六角レンチでゆるめるだけ。

外れました。

そしたら今度はリアディレイラーハンガーをレンチで外していきます。

外れました。

これが曲がっているのかどうか、見た目にはよくわからないですが、調べたところ目ではあまり曲がっていてもわからないんだそうです。

適合するディレイラーハンガー探し

純正品が4000円近くするので、それはバカバカしいなとおもい、合いそうなのを探しました。

以前の記事で記載したように自分の自転車にあいそうなものを探し、その型番で検索します。

ヤフオクでそれっぽいのをみつけました。1500円くらいです。

アナログな方法ですが、画面越しに合うかどうかを調べます。

なんか丁度よさそう。

ぴったり!

ポチりました。

後日届いたので、取り付けます。

一見すると特に曲がってなさそうに見えるのですが、どうなんだろ・・。

侘助はどう思う?

グリスを忘れずに、取り付けます。。

ばっちりです。

これで修理は完了。

リアディレイラーとホイールを戻し、テスト走行してみます。

全然直らない

結果全然直りませんでした。ガチガチ言っています。

がっかりです。

どうしていいのかわからないので、また別のお店に持っていきました。

サイクルベースあさひです。

車体が曲がってるかも

サイクルベースあさひに持っていき事情を説明。

ディレイラーハンガーでもないとすると、車体が曲がっているかもしれないですねとのこと。

ヘッドを軸に実際に糸をひっぱってみてみると、片側がへこんでいるのがわかります。

ちなみに何も解決できなかったので・・とのことでお金は受け取ってくれませんでした。なんか申し訳ない。今度何か買おう。

家に帰って自分でもやってみた。

たしかに、5mmくらい曲がっているようにみえるが・・

店員さん曰く、正直原因はわからない。乗れないこともないが、事故車かもしれないしあきらめて別の自転車を手に入れたほうがいいとのこと。

。。。。

この時で数週間迷いました。もうパーツは全部ヤフオクで売ってしまって、ロードバイクはすっぱりあきらめるか、はたまたフレームだけ手に入れて再度挑戦するか。。

めんどくさいですが、せっかくここまでで得た知識もあることだし、不要になったパーツは後で売れば良いので致し方ないとしてもう一台作り直すこととしました。

もう一台作るにあたって

今度はフレームをクロモリにしようと決めました。

理由は以下の通りです。

  • 別にレースに出るわけではないので軽くなくていい
  • 旅に使いたいから丈夫なのがいい
  • 一生乗れるようなものが好き
  • 自分が乗ってるピストもクロモリだし、細いフレームが見慣れていて好き

特に「一生乗れる」というところが大きいです。

アルミは、10~15年でダメになるという記事もありました。

私は一つの道具は大事に長く使いたいという性格なので、いくら少し重かろうがクロモリがいいんじゃないかなと、改めてフレームを選ぶ際に思いました。

そしてフレームだけを買ってもまた失敗するかもしれないので、少し出費がかさんでしまいますが中古の完成車を選ぶことにしました。

次に続きます。

クロモリってあまり市場にないかも

ここでまた数か月、ネットや実店舗をあれこれ見て回ったのですがクロモリロードってあまり出回っていないみたいなんですよね。

安いしよくあるのがアルミですね。でも普通に10年物とか置いてある。すぐに乗れなくなったりしないんだろうか。

特に、中古となると自分の身体に合ったサイズのフレームが見当たらないですね。

メーカーをしぼるとなおさらです。

私は国産のものが欲しかったので、ミヤタ、アラヤ、丸石、アンカーやなんかをずっとウォッチしていました。でもサイズが合うのが本当にない…。あとは極端に古い。他にクロモリといえばラレーがありましたが、新品しかなかったです。

で、結局縁があったのがビアンキでした。

ヤフオクで写真があまり良くなかったので心配だったのですが、もう自分の好みに合いそうなものとは出会えそうもなく、思い切って買いました。

中古で買ったBianchi Imola

結果購入したのがこちらのBianchi Imolaです。

ところどころパーツの配色が気に入らない・・

決め手は引き取り限定だったためか安かったこと、あと妻がオペラの仕事でイタリアのイモーラにいたということ。。。

まあこじつけかもしれないですが、物凄く迷った挙句になんとなく惹かれて買ってしまいました。

よくわからないのですが、なんか色々とおまけもついてきました。

レックマウント、スタンド、フロントフォーク、メンテナンス台、替えのカーボンのバー、ガーミンのケイデンスセンサー、トップチューブバッグ、フィジークのサドル、大量のボトルケージ。。

ホイールは結構よさそうなフルクラムのレーシング3というやつみたいです。

なんでこれまとめて売っちゃったんだろ?

CAAD8用に購入したパーツを移植

こちらのImola、付属のパーツが半分tiagra、半分105。そして10速でしたので、これまでに用意したものに乗せ換えました。

これまでの記事に書いてきたことを、分解x2と組み立てをやり直しました。

2回目なので割とサクサク進みます。

くどいと思うので工程は吹っ飛ばしますが、こんな感じであっさり完成です。

アウターケーブルはそのままCAAD8用に切ったのを使いまわすことができたのですが、インナーだけ何本か追加で購入しました。

そしてまさかまさかなのですが。。。

やっぱりリアディレイラーがガチャガチャ言い出しました。

まさかのチェーンが偽物だった?ついに問題が解決

ディレイラーハンガー、フレームときて、あと考えられる異常はチェーンかリアディレイラーです。

ただしお店に見てもらった際には、リアディレイラーには問題ないと言っていたし、曲がったりもしていないということでした。

Imolaに付属していたチェーンを通してみる

とはいえ中古で買ったものなので壊れているかもしれない、、と考えていましたが、まずはチェーンを交換してみることに。

もうほとほと自転車に嫌気がさしました。なんで普通に乗れないんだ。。

ダメもとですが、Imolaにもともとついていたチェーンをプーリーに引っかけてタイヤを動かしてみたところ、、あれ?なんかスムーズに動いている。

中古で買った10速の自転車だったのに、なんと使用していたのはまさかの11速用のチェーンでした。

10速コンポに11速チェーンは使えるのか

脱線しますが、確かに幅が異なるだけで10速パーツに対して11速チェーンは使えなくもないということみたいです。

https://tabirin2021.com/useful/knowledge/202201-008-chain-kikaku/

要するにチェーンリンク同士の幅は同じだけど、横幅が11速のほうは狭いみたいです。なので分厚い10速のギアを狭いチェーンに入れていくっていうことになります。

それでいいなら使えるみたいですね。自己責任とのことですが。

もしかしたらフリマで購入したチェーンが原因なだけだったのかも。。

以前記事にしたように、チェーンはYahooフリマで新品で購入したアルテグラグレードです。

ちゃんとパッケージングされて送られてきており、見た目にも何の問題も無いように見えました。

ただ、世の中には偽物のShimano製チェーンが紛れ込んでいるらしく、運悪くそいつを掴まされてしまっていたようでした。

最後の最後だと思い、チェーンを新品で再度購入します。

頼むわ・・

今度は個人からではなく、ちゃんとしたところ(楽天のワールドサイクル)にて購入しました。

フリマで購入したチェーンとの比較

これ見てください。

描き途中の油絵にのせてますが、チェーンの比較です。

右から順番に中古車にのってた11速チェーン、新品の11速チェーン、そしてYahooフリマで買ったアルテグラグレードの11速チェーンです。

さらにこのまま下の方を見ていくと…

めちゃくちゃズレてます。

結構な違いなのがわかりますでしょうか。

パチモンですな。

ちなみに出品者に事情を説明したところ、返金してくれましたがこれまでそんなことはなかったと言って謝罪の言葉は一言もなし。

みなさんもメルカリやヤフオクなんかを使う際には偽物に注意しましょう。。無駄に2台になって金もかさみました。

普段から乗っている車体に対して一点のみ交換なら不具合の原因がすぐにわかるのでまだしもですが、バラ完ともなるとこのように大変でした。

さてチェーンを交換したところ、やっぱり原因がこれだったみたいで、ようやくちゃんと乗れるようになりました。

ここまで長かった〜金も時間もかかった

まだ配色が気に入らないが

ディレイラーの変速もちゃんと入るし、ガチャガチャ音はなくなりました。

クロモリのせいなのか、ホイールのおかげか、乗り心地もいい!

チェーンが原因だとわかったので、次回最後に余ったパーツを使ってcaad8も再度バラ完していきたいと思います。

結果的に2台持ちになってしまう

そんなこんなでCAAD8のフレームが余ってしまったのですが。。いろいろと調べた結果、意外とロードバイク2台持ちってメリットが多いみたいなんですよね。売るにしてもパーツを一つずつ売るのは面倒くさいし、アトリエにあれば便利かもしれないと思い、サブとして組み立てることにしました。

CAAD8には完成車で買ったビアンキに付いていたTiagraを、ImolaにはこれまでCAAD8 に載せていた105達を入れ替えて組み立て直しました。(両方ともバラして2台とも1からやり直した)

2代目用にタイヤ交換

フルクラムのホイールについていたタイヤ

図らずも2台持ちになってしまったので、どうやって管理しようかなと考えていたところ

中古で買った方のロードバイクについていたフルクラムのタイヤが、どうもすぐに空気が抜けるなと思っていました。

ハブの色が合わない気がするな〜とかマビックも結構かっこいいしな〜なんて考えているうちに、フルクラムのホイールほんとにすぐ空気抜けるし、一度タイヤを使ってないマビックのに入れ替えて見ようと思って外しました。

そしたら、中にチューブがなかったんですよね。

はい。知っている方からするとおめーバカだろ、ということになると思うのですが。。

チューブレスタイヤというものがこの世に存在しているかんて知らなかったんですよね。

ちなみにこのホイール、フルクラムのレーシング3ってやつなんですがこれだから入れ替えられたみたいですね。

2way仕様だとクリンチャーもチューブレスも使えるみたいです。

一度クリンチャーにして使用していましたが、なんだか乗り心地が悪化したような気がするし、CAAD8に載せたいマビックが余ってしまうので、再度チューブレスタイヤにすることにしました。これ以上タイヤを買うお金はない。。

チューブレスタイヤってなに

私はそもそもチューブレスタイヤなんてもの、今回開いてみるまでわからなかったのですが、要はその名の通りチューブのないタイヤみたいですね。

チューブレスタイヤとチューブレスレディタイヤという2種類があり、違いはレディの方だとシーラントという液を中に入れる必要があるとの事。

チューブレスには入れなくてもいいけれども、入れとくとちょっとしたパンクなんかも防いでくれるので入れといたほうがいいみたいです。

ちなみに私のビアンキについてきたのはIRCのものです。

ビードをあげる、とは

で、とりあえずタイヤを戻して空気を入れたところ、めっちゃ漏れるじゃん。。

そこで装着方法について調べてみたところ、どうやら「ビードをあげる」という作業を行う必要があることがわかりました。次から次へと。。。大変すぎ

簡単に言うと、一瞬で物凄い空気圧を内側からかけることで、空気が漏れる前にばちっとタイヤを装着する作業のようです。

これは普通の空気入れでは無理みたいで、タンクに空気をため込んで一気に放出することが可能な空気入れを使わないと無理なんだそうです。

ちなみに1万円くらいします。もー無理

お店に頼むと、4000円くらいかかるみたいです。やっちまったなあ。。。

絶対にお金かけたくないと思ってさらによく調べてみると、小型のCO2ボンベを使ってできるかもしれないということがわかりました。

天才過ぎて計算式が意味わからん

まあダメだったとしても持ち出し用の予備の空気入れとして使えるからいいか・・そうおもってボンベ買いました。一緒にシーラントという液体も買いました。

ではチューブレスタイヤをはめる

今回特別に必要なのはこの3つ

  • ミニCO2ボンベ
  • シーラント
  • バルブコアツール

あとは普段のタイヤ交換で使う道具と一緒です。

CO2ボンベは商品ラインナップが多くて迷いましたが、そこそこ名のありそうなTNTにしました。

いろいろなやり方があるかとは思うのですが、私はシーラントで賃貸の部屋を汚したくなかったので、最後に入れています。

タイヤを装着

普通のタイヤと同様に、タイヤをホイールに入れていきます。

使っているこの黄色いタイヤレバーはアメリカで買ったペドロスというやつです。気に入ってます。

バルブコアを外す

次にバルブコアを外します。

パナレーサーの300円くらいのやつを購入しました。

かぶせてぐりぐりやれば簡単にすぐ外せます。

タイヤとリムの間にシーラントを塗っとく

これもやらなくてもいいとは思いますが、やっておくと空気漏れが減るという意見もあり、個人的には納得だったのでやりました。

糊付けしてより強固にくっつける感じです。

ビードをあげる

いよいよ問題のビード上げです。

このCO2ボンベも使ったことがないし、ビード上げも初めてだったので緊張しましたが。。

バルブをひねるだけ

バルブをひねるとものすごい勢いで空気が噴出します。

バキンバキンバキン!!といって一瞬でタイヤがはまりました。

はまったらすぐに空気を止めます。

これは癖になるめちゃ気持ちいい音だったので、またやりたい。

ちゃんとはまりました。

シーラントをいれる

最後に、シーラントを入れます。

これを入れておくことで内部に膜をつくり、小さい穴ぐらいであればすぐに埋めてくれるんだそうです。

ボトルの半分くらい入れました。

以上で完了です。お店に頼むと4000円はするのですが、じぶんでやっても意外と簡単でした。

余談:スローパンク?

後日談ですが・・・。

このタイヤを使ってしばらくすると、決まって空気がどんどんと減っているので何が原因かわからず一度こうしてタイヤを外して、はめなおしたのですがその後もやっぱり空気が抜けていくんですよね。。

で、別の原因を調べたところ、どうやらバルブコアが怪しいということがわかりました。

実際に石鹸水を全体にかけたのですが、反応があったのはバルブだけでした。

空気出てる

交換したら、あっけなく直りました。

何件か店回ったけど、なかったのでAmazon
左が古いやつ

チューブレスタイヤの着脱はなんだったのか・・。まあ知識が増えたので良しとしよう

何はともあれ、ホイールを2セット確保できたのでもう一台を組む

図らずもまた無駄にチューブレスタイヤの着脱をして、結果バルブコアのせいだったのですが、ようやくすべてそろったので2代目も作ります。

今回必要だったのはケーブルセット。

いろいろありすぎて迷いましたがこちらを購入。

このブログに書いてきた組み立てをまたやり直します。

CAAD8完成

はい、今回は一瞬で完成しました。

違いは10速なのと、触覚とよばれるタイプのティアグラSTI、ディレイラーもティアグラだということくらいですね。

チェーンも10速用のものを買いました。

ティアグラの型番によっては、チェーンは合う合わないがあるそうです。

細かい話はしませんが、モノによってはなぜかマウンテンバイク用のチェーンじゃないと適合しないとか。今回は普通のロード用でOKでした。

完成したCAAD8

Tiagraのコンポーネントは、調整もそこまで細かくやる必要もなく、かなりシンプルな作りであっけなく組むことができました。バラ完初心者にはこっちを薦めたほうがいいのでは?と思います。

STI
フロントディレイラー
リアディレイラー。プーリーの色ダサいから変えたい
クランクは105。これも青いネジがダサい
ペダルはピストで使ってた三ヶ島

結果3回ほどバラ完したことになり、だいぶ慣れました。

なんやかんやとありましたが、最終的にはメインは後で購入したビアンキのクロモリ、CAAD8はサブとして僕はようやくロードバイク乗りデビューできたわけです。

インテグラルヘッドのオーバーホールとガタ取り

アトリエ近辺用のバイクとして大活躍中ですが、なんだかハンドリングがカクカクしているのでよくわかんないけどヘッドパーツと呼ばれる部分をバラしてみた。

ーツを分解して洗浄

ステムと呼ばれるハンドルバーと車体を繋ぐパーツがこのように固定されていることを確認し、よくわからないままにネジを外していく。

上下にあるリングは、ハンドルバーの高さを調整するためのものでコラムリングと呼ばれているらしい。

なるほどこれをステムの上に入れるか、下に入れるかで高さを変えるわけだ。

とりあえず上から固定してあるネジを外してみた。思ったよりも長くて太いねじでした。

サビてるからこのネジだけ変えたいけれど、お店には売ってませんでした。

ステムを外します。

横についている2つのネジを外すといとも簡単に外れました。

思ったよりも複雑な作りをしているようです。

それにしてもきたねーな!

フロントフォークを取ってしまいます。

これがベアリングかな?

汚すぎだろ!

またわけのわからんパーツがたくさん。。

とりあえず全て外しました。きったないグリスは全て雑巾で拭き取りました。

ベアリングのクリーニングと各部位のグリスアップ

とにかく汚いベアリングもバラします。

このように3つの部品に別れていました。

汚いグリスを拭き取り、とりあえず使えそうなグリスを塗りたくって元に戻します。

金属を先にはめてから…

赤いプラスチックを間に入れ込む。

上下があるっぽいのでよく見て下さい。形を見てちゃんとハマりそうな方が正解です。

綺麗に拭いたフロントフォークにもグリスを塗りたくっておきます。

もっといいグリスがあると思うのですが、これしかないのでとりあえず使っちゃいます。

パーツを元に戻す

バラバラにしてわけわからなくなってしまったのですが、これらのサイトにわかりやすい図がありました。

http://nezumi-ya.net/process/page.cgi?id=head

http://www.raleigh.jp/InfoFAQ/150523_head.htm

下から順に入れていきます。

クラウンレース(下球押し)

これは専門のツールで圧入されているらしく、ちょっとやそっとじゃ外れないみたいです。

このパーツは特に触れず、掃除とグリスアップしただけで終わりです。

下ベアリング(カートリッジベアリング)

まずは下のベアリングを入れます。

ベアリングは2つありますがどっちも同じものです。

向きに注意します。角が落とされている方が上下に向き合う形で入れます。

フレーム

フレームを入れます。

特に気にするところはなさそうです。

上ベアリング

上のベアリングを入れます。これまた向きに注意。

スリーブ(センタリングスリーブ)

ベアリングとフロントフォークの間の隙間をなくすために存在すると思われる金属のリングを入れます。

これでガタツキがなくなります。

スペーサー(ゴムのリング)

薄くて黒いゴムのリングを入れます。

金属のリングの厚み分をならすためにあるのかな?と思いますが、ヘッドトップカバーがフレームと干渉してヘッドセットの球押し調整が出来ない時に使用するのだそうで、説明から漏れている場合も多いです。

ヘッドトップカバー(ダストカバー)

簡単に言うとベアリングたちの蓋ですよね。

コラムリングとステムを戻す

最後にステムとトップキャップを戻して締めます。

先に上から(トップキャップから)ガタのでないように締めるのがポイントで、先にステムを締めてしまうと中に空洞ができたまま締めてしまうということになります。

最後に左右ずれないようにステムを固定すれば完了です。

ガタが出ないように注意する点

先ほども述べましたが、ステムパーツを固定する際には、先に上からのネジを閉める必要があります。

この時にガタがないようにきっちり閉めます。その後でステムの横からのネジをすればガタ付くことはないはずです。

ガタつくのは、隙間が生じた状態で先に横から固定してしまっているか、インテグラルヘッドパーツの取り付けの順番が間違っているかのどちらかでしかないのかなと思います。

あとはトルクの値に気をつけて取り付ければオッケーかなと思います。

僕はバラ完だったためにヘッドパーツの中身がよくわからずだったのですが、完成品の場合は写真を取りながら一つ一つ取り外してオーバーホールすれば良さそうですね。

ガタがなくなったのはかなりストレスが無くなりました。

完成してからのあれこれ

フレームを手に入れてから5か月くらいかけて今の形に落ち着きました。ここに至るまでの感想なんかを載せておきたいと思います。

技術的な面や組み立てについて

  • よっぽどの失敗をしない限り(偽物を買ってしまうなど)は、ミスったとてケーブルを繋ぐミスでアウターケーブルまたはインナーケーブルの買い直しが発生するくらいか。でもギリギリ最後まで切らずにいればインナーワイヤーはミスっても修正が効く。なので最大でもアウターの2000円くらいの痛手?勉強量と思えば安いもの。
  • わからない場合はYouTubeで調べるとたくさんやり方も出てくる。僕が良く参考にしたのは「バイシクルガレージ」さんです。
  • 命を大事にするためにもトルクレンチだけは買って、トルク管理をした方が良さそうですね。
  • メンテナンススタンドはあるといいです。左手で後輪を持ち上げて右手でペダルを回し、ネジを回すというのはなかなかきつかった。腰が痛い。1000円くらいのスタンドもあるので、互換性を調べて買ってしまうのがいいかも。
  • やるならクロモリがいいとおもいます。フレームが曲がってる、ってことはあまりないし、あったとしても直せるため。
  • 105にこだわってましたが、Tiagraでも全然いい感じです。安いし調整しやすいです。

大変だった点とバラ完をするデメリット

  • 意外と金がかかった。でも今後すべて自分で修理とか交換もできる
  • コンポーネントとは?それぞれのパーツの役割とは?どうやって相互に作用しているのか?互換性は?といった調査に一番時間がかかった。
  • ヤフオクでの買い物が大変だった。
  • 買い物で失敗すると痛い目を見ますね。チェーンはちゃんとしたところで買おうね。。

まとめ

お金もかかったけど、このプロジェクトはとにかく楽しかったですね。行き詰ったときはかなりしんどかったですが、乗れるようになったあと、自分で作った自転車に乗るのは最高の気分です。

一度組み立てることで、相当な知識と技術が身につくのでとりあえずみんなやってみることをおすすめしたいと思います。おそらく大抵の修理は自分でできるようになったんじゃないかな?自分で修理できれば長距離の移動も安心です。

ただし僕のように買い物を失敗するとかなり面倒なことになるので、できる限り中古を買う際には信頼のおけるところから買ったほうがいいかも。。

あとは店で自転車を見て、その自転車の良し悪しやグレードが一目でわかるようになった(目利き出来るようになった)のは大きいかなと思います。無駄なものを買うリスクはぐっと減ったように思います。

でもこれでやっとスタートライン。次はライドを楽しみたいと思います。

サイクリングロード

コメントを残す